既存の取引先に問い合わせる

代理店募集サイトを使わずに代理店を始める方法

増える代理店ビジネス

企業などが、事業を拡大させるために「代理店」と呼ばれる販売店を活用する場合があります。

企業の代理として、商品やサービスを取り扱い、説明をしたり販売をしたりする「代理店」は、企業にとっては顧客獲得や対応エリアの拡大につながる魅力的な事業ですし、代理店を運営する側にとってもリスクが少なくスピーディーに開業できるなどのメリットがあります。

そのため、最近では、代理店という形で独立開業を目指す人や、現在の仕事と並行して、副業・兼業のパラレルワークとして代理店開業を希望する人も増えているのだとか。代理店を始める方法としては、さまざまな方法が考えられますが、最近は代理店募集サイトなどを使用する企業・人が多いようです。

大手・上場企業などでも代理店募集サイトを使用するケースも少なくありません。

代理店が欲しい企業、やりたい個人

それ以外では、企業側から、既存の取引先に対して「代理店にならないか?」というような打診があるケースも稀にみられます。

ですから、個人で「代理店ビジネスをはじめたい」という場合なら、もしも自身がすでに携わっている業務があるのであれば、わざわざ代理店募集サイトなどを介さなくとも個別に既存の取引先に問い合わせて代理店契約を結ぶという方法も悪くはありません。

企業側としても、その商品やサービスについて精通している取引相手が、代理店として販売に回ってくれるのであれば、素性のわからない相手を代理店に選ぶよりもはるかに安心感がありますし、成果も挙げられると判断するでしょう。このように、個人で代理店ビジネスに興味があり、この商品・サービスを売りたいなと思えるような企業や相手が取引先として存在している場合には、代理店募集のサイトなどを経由せず、直接やりとりするのがおすすめです。

ただし、自ら企業に売り込んで代理店として開業する場合には、代理店の店舗となる物件の取得や、広告宣伝費など、企業からのサポートはあまり期待できない場合も多いと考えられます。初期費用をはじめとする準備は多めに見積もっておく必要があります。